戦後日本美術総集Post War Japanese Art Collection
昭和20年、広島と長崎に人類初の原子爆弾が投下され、日本はポツダム宣言を受諾しました。
敗戦の混乱と貧困の中でそれまで沈黙を守らざるを得なかった多くの日本の芸術家達は、その物質的困窮と戦いながらも次々と精力的に作品を発表し、出口の見えない暗闇の中で人々に希望の光を灯し続けてきました。
そして、1960年代の高度経済成長期を迎え、経済的な豊かさを享受すると共に様々な芸術分野において有能な作家が次々と輩出され、戦後史の中へ着実に日本美術の足跡が残されたのです。
現在、日本は世界有数の経済大国に成長し、海外からも高い評価を得ている国際派の芸術家から、東洋的な美意識、日本独自の伝統に基づいて制作を続ける芸術家など、多種多様な価値観を内包した芸術家層を育むに至っています。
しかし、東西冷戦後の新しい世界秩序への模索、地球的規模での環境問題、国内政治の混乱など、戦後65周年を迎えた今、政治、経済、そして我々の生活そのものにも一つの大きな転機が訪れようとしています。
戦後50周年の1995年に、株式会社麗人社は戦後日本の美術を総覧する画期的な美術総集「戦後日本美術総集」を発刊いたしました。
優れた美術作品には、その作者の平和を願う心情、その時の世相など、様々なメッセージが込められており、観る人の心に平和の大切さを想起させてくれます。
戦後の日本にもたらされたかけがえのない「平和」を、美術作品が生み出される背景という観点から振り返り、改めて我々が置かれている「世界平和」の尊さを考え、継続的に提示していきたいと考えております。
この主旨に基づき、戦後60周年という節目の2005年に、日本の美術史を創り上げてきた芸術家、現在活躍している芸術家にスポットを当て、日本が世界に誇るべき芸術家たちの作品を後世に伝え遺す美術総集「戦後日本美術総集II」を発刊したのです。
充実した内容を是非手にとってご覧下さい。全国大手書店で取り扱っておりますが、無い場合は書店よりお取り寄せ下さいませ。
「戦後日本美術総集 II」
- 2005年6月10日 初版発行
- 装 丁:A4変形版/296頁/オールカラー(美術年表のみモノクロ)/ハードカバー/永久保存用布貼り化粧箱入り
- 全編和文英文併記
- 発行人:野口和男
- 発行元:株式会社リトル・ガリヴァー社
- 印刷製本:凸版印刷株式会社
- 価格:3,800円(税込)
※ なお、本書籍は好評につき弊社在庫はありませんが、書店取次店の在庫が若干あります。
- ~主な内容~
- 戦後60周年に寄せる各界からの執筆:
長崎・広島市長および、大原美術館プログラムコーディネーター、大阪ユネスコ協会事務局長、国内外の著名美術評論家たちが、戦後日本60年の美術界の歩みについて、それぞれの視点から執筆。 - 戦後日本の歴史を作った巨匠たち:
戦後日本美術の歴史を作った巨匠・東山魁夷、奥村土牛、海老原喜之助、安井曾太郎をはじめ、棟方志功、岡本太郎、青山杉雨、平櫛田中などの名作を多数掲載。また、現代日本の美術界をリードする画家・絹谷幸二や大沼映夫、平松礼二、中島千波をはじめ、書家・尾崎邑鵬、梅舒適など全ジャンル198名の芸術家の代表作を厳選し一挙掲載。 - 戦後60年の日本美術界を総覧する年表:
敗戦の中から立ち上がり、驚異的な経済成長を遂げた我々日本人が、戦後60年の間に歩んできた歴史を、美術界の動きを中心に社会情勢、文学、映画、流行語なども詳細に交えながら振り返る。


