年度別実績Performance

Art Maison International
Vol.29
国際美術書籍「Art Maison International」の最新号であるこのVol.29の発行日は、2025年3月31日。その約2週間後には、「2025年日本国際博覧会」(略称「大阪・関西万博」)が始まります。これは、2005年に開催された「2005年日本国際博覧会」(略称「愛・地球博」)以来 20年ぶりに日本で開催される国際博覧会です。本稿を書いている2024年11月時点では、海外パビリオンの詳細ほかまだ未発表の内容も多いのですが、1970年の大阪万博などの過去に日本で開催された万博同様に、世界各国から多くの人と物が集まって先進的な技術が生まれたり、新たなサービスが広まったりするきっかけになるのではないでしょうか。
2025年は、第二次世界大戦の終結から80年という節目の年でもあります。戦後の日本は、敗戦を糧に独自の政治、経済、文化を育み、長く続く平和な社会を作り上げてきました。そんな日本だからこそ、紛争の絶えない世界へ向けてさまざまな提言ができるはずです。それも、時に美術作品という文化の力を通して。時代を超えて、国境を超えて、人々の心を癒し、元気づけるアート。ここに掲載された作品群が、まず本誌を手に取ったあなたの心を豊かにしてくれることは間違いありません。 (巻頭挨拶より抜粋)
◆装 丁:B4大判サイズ/ハードカバー
◆言 語:全編英文和文併記
◆価 格:8,800円(税込)
◆発行日:2025年3月31日 初版発行

昭和100年展
昭和元年から数えて、2025年はちょうど100年目にあたる年。それを記念して開催されたのが、「昭和100年展」です。会場となったのは、別館が国の重要文化財にも指定されている京都府京都文化博物館です。 本展は、昭和生まれの作家に限定した「昭和100年美術展」の出展作を絵葉書として展示する「昭和100年書翰絵葉書展」との二本立てで構成されました。京都という土地柄もあってか、会場には海外からの来場者の姿も多く見られました。

第31回
雪舟国際美術協会展
2024年12月11日から22日まで、六本木の国立新美術館で「第31回 雪舟国際美術協会展」が開催されました。雪舟国際美術協会の会員や公募で選ばれた216点の作品に加え、学生作品10点も展示され、多様な表現が一堂に会した本展には、外国人観光客も多く足を運び、書画芸術の魅力を共有する貴重な場となりました。

第15回記念
モナコ・日本芸術祭 2024
南フランスのモナコで、2024年11月1日から11月3日まで「第15回モナコ・日本芸術祭2024」が開催されました。故グレース・ケリー妃の生誕95年という節目や、4年ぶりの再開への期待もあり、初日は日本とモナコのアーティストや美術ファンで大盛況でした。会期中は両国の作家たちが交流を深め、来場者に作品について語る場面が印象的でした。

サロン・ド・アール・ジャポネ 2024
2024年パリオリンピックで注目を集めたパリ16区にあるリンダ・ファレル・ギャルリーでは、恒例の「第9回 サロン・ド・アール・ジャポネ2024」が9月25日から10月14日まで開催されました。各会期初日のヴェルニサージュは多くの来場者で賑わい、日本からの出展者による作品解説も好評でした。現代日本の美術を世界に発信するこの展覧会は、地元でも期待され、注目がさらに高まっています。
国内外の美術展や美術書への作品発表
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