描く行為を通じて自己と世界の接点を探る芹澤美咲。顔を描き続ける日々は、自分という存在を静かに問い直す時間だと語ります。本展で芹澤は「光を象るために溜めた陽と術、手」という言葉を手がかりに、目にするものや心に残る気配に耳を澄ませ、そこに浮かぶ感情や記憶をすくい上げます。その眼差しの先を覗いてみてください。