年度別実績Performance

「美術屋・百兵衛」 No.61 特別号
特集 万博×建築×美術
全国大手書店にて6月12日(木)発売
定価550円(本体500円+税10%)
「美術屋・百兵衛」は、2007年4月の創刊以来、美術と文化を幅広く紹介してきましたが、2022年には紙媒体を休止し、Webマガジン「美術屋・百兵衛ONLINE」としてスタート。より新鮮な情報を発信しています。
そして、紙媒体としての臨時特別号(No.61)が、2025年6月12日に全国の書店で発売。本書では「万博×建築×美術」をテーマに、万博の今昔や大阪のレトロ建築などを取り上げています。

第30回記念展
OASIS2025
2025年6月13日から15日の3日間にわたり、「第30回記念展OASIS 2025」が開催されました。大阪・関西万博の後援事業である本展が掲げたテーマは、「アートのいのちをつなぐ」。このテーマは、大阪・関西万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマに基づいて決定したもので、アートを生み出す心そのものを未来につないでいきたいという願いが込められています。1996年に大阪で始まったOASISは記念すべき第30回を機に、大阪が誇る重要文化財「大阪市中央公会堂」へと舞台を移しました。
絵画、書、写真、立体、工芸など幅広いジャンルの作品が一堂に会するOASIS。普段は非公開であるクラシカルな会場に、今年は日本人113名224点の作品が集いました。加えて、スペイン、フランス、モナコなど海外の作家19名の作品も出展され、そのうちスペインとモナコから2名のアーティストが来日。来場者との交流を楽しむアーティストたちの姿が印象的でした。
多くの人に支えられ30年という一つの節目を迎えたOASIS。これからも広く愛される国際芸術祭として、言語や文化の壁を越えたアートの魅力を世界へ発信し続けます。

第10回記念 サロン・ド・アール・ジャポネ 2025
抜けるような青空の、気持ちの良い季節を迎え、観光客が行き交うパリ市内。芸術の香り高い16区に位置するリンダ・ファレル・ギャルリーは、トロカデロ広場、ギメ美術館、パレ・ド・トーキョー、シャイヨー宮などに囲まれた好立地にあります。同ギャラリーで、4月23日から5月12日までの日程を3会期に分け、「サロン・ド・アール・ジャポネ」の記念すべき第10回展が開催されました。
第10回という節目を迎えた「サロン・ド・アール・ジャポネ」。海を越え、言葉の壁を越え、芸術を愛する人々の集う”サロン”は、確かな存在としてこの地に根付いています。

Art Maison International
Vol.29
国際美術書籍「Art Maison International」の最新号であるこのVol.29の発行日は、2025年3月31日。その約2週間後には、「2025年日本国際博覧会」(略称「大阪・関西万博」)が始まります。これは、2005年に開催された「2005年日本国際博覧会」(略称「愛・地球博」)以来 20年ぶりに日本で開催される国際博覧会です。本稿を書いている2024年11月時点では、海外パビリオンの詳細ほかまだ未発表の内容も多いのですが、1970年の大阪万博などの過去に日本で開催された万博同様に、世界各国から多くの人と物が集まって先進的な技術が生まれたり、新たなサービスが広まったりするきっかけになるのではないでしょうか。
2025年は、第二次世界大戦の終結から80年という節目の年でもあります。戦後の日本は、敗戦を糧に独自の政治、経済、文化を育み、長く続く平和な社会を作り上げてきました。そんな日本だからこそ、紛争の絶えない世界へ向けてさまざまな提言ができるはずです。それも、時に美術作品という文化の力を通して。時代を超えて、国境を超えて、人々の心を癒し、元気づけるアート。ここに掲載された作品群が、まず本誌を手に取ったあなたの心を豊かにしてくれることは間違いありません。 (巻頭挨拶より抜粋)
◆装 丁:B4大判サイズ/ハードカバー
◆言 語:全編英文和文併記
◆価 格:8,800円(税込)
◆発行日:2025年3月31日 初版発行

昭和100年展
昭和元年から数えて、2025年はちょうど100年目にあたる年。それを記念して開催されたのが、「昭和100年展」です。会場となったのは、別館が国の重要文化財にも指定されている京都府京都文化博物館です。 本展は、昭和生まれの作家に限定した「昭和100年美術展」の出展作を絵葉書として展示する「昭和100年書翰絵葉書展」との二本立てで構成されました。京都という土地柄もあってか、会場には海外からの来場者の姿も多く見られました。

第31回
雪舟国際美術協会展
2024年12月11日から22日まで、六本木の国立新美術館で「第31回 雪舟国際美術協会展」が開催されました。雪舟国際美術協会の会員や公募で選ばれた216点の作品に加え、学生作品10点も展示され、多様な表現が一堂に会した本展には、外国人観光客も多く足を運び、書画芸術の魅力を共有する貴重な場となりました。

第15回記念
モナコ・日本芸術祭 2024
南フランスのモナコで、2024年11月1日から11月3日まで「第15回モナコ・日本芸術祭2024」が開催されました。故グレース・ケリー妃の生誕95年という節目や、4年ぶりの再開への期待もあり、初日は日本とモナコのアーティストや美術ファンで大盛況でした。会期中は両国の作家たちが交流を深め、来場者に作品について語る場面が印象的でした。

サロン・ド・アール・ジャポネ 2024
2024年パリオリンピックで注目を集めたパリ16区にあるリンダ・ファレル・ギャルリーでは、恒例の「第9回 サロン・ド・アール・ジャポネ2024」が9月25日から10月14日まで開催されました。各会期初日のヴェルニサージュは多くの来場者で賑わい、日本からの出展者による作品解説も好評でした。現代日本の美術を世界に発信するこの展覧会は、地元でも期待され、注目がさらに高まっています。

第15回記念「モナコ・日本芸術祭」2024公式作品集 -モナコと日本の芸術的な出会い-
バチカンに次いで世界で二番目に小さな国でありながら、その比類のない美しい景観から「地中海の宝石箱」と称されるモナコ公国。フランス南東部の、地中海に面したコート・ダジュールに位置し、丘の上の宮殿や青い海、F1 グランプリ、そして華やかなリゾートなどで知られている国です。 そんなモナコを舞台に開催されたのが、第15回記念「モナコ・日本芸術祭」2024。出展された作品の全てを収録したこの本には、観光地やレストラン、贅沢なホテルなど、モナコでの楽しみ方も併せて紹介しています。 また、2024年はモナコ公国の元王妃グレース・ケリーの生誕95年という節目の年。書籍の中では、彼女にゆかりのある場所も掲載しています。
◆監 修:アラン・バザール
◆装 丁:A5サイズ/ハードカバー
◆価 格:3,000円(税込)
◆発行日:2024年11月1日 初版発行

第29回
OASIS2024
今年で29回目の開催となったOASIS(Osaka Art Show of International Selections)。「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」開幕まで1年を切った大阪を舞台に、5月17日から3日間にわたって開催されました。万博の後援事業でもある本展のテーマは、「アートで創る輝くミライ」でした。
本展の総合監修を務めた美術評論家のアルフォンソ・ゴンサレス=カレーロ氏がスペインより来日。コロナ禍もようやく収束し、昨年に引き続きたくさんの出展作家との交流の場がもたらされました。
オアシスでは毎年、絵画・書・写真・立体・工芸などの幅広いジャンルの作品が一堂に会します。今年は日本から総勢141名・165点の作品が集結し、海外からも18名の作家が出展しました。
アーティストたちが互いの作品について語り合うなど、活発にコミュニケーションを交わしている様子が印象的でした。日本とフランス、スペイン、モナコの国際交流展であるオアシス。国境を越えるアートを通じた絆を、これからも育んでいきます。
国内外の美術展や美術書への作品発表
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