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第10回
モナコ・日本芸術祭 2016

今年で10回目を迎えた「モナコ・日本芸術祭」。早春のモナコを彩るアートイベントとして現地でもその存在は知れ渡っており、モナコおよび近郊に住む多くの美術ファンが、その開催を心待ちにしていたようです。例年以上に多くの人々が間断なく会場に詰めかけ、めったに観ることのできない現代日本の美術作品を熱心に鑑賞している人々の姿が目立った本展。また、出展作家資料として会場に備えられたPRファイル(ポートフォリオ)や現代日本人芸術家の作品を集めた美術書籍「Art Maison International」を手にする方も大勢いらっしゃいました。
また、会期2日目の2月13日(土)午後5時からは、テアトル・デ・ヴァリエテで舞台部門の公演がおこなわれました。最初に登壇したのは、欧米など海外公演の経験も多い邦楽グループ『青木畝堂と四方の会』。尺八、琴がそれぞれ表に出るパートや、唄が入る曲、静かなメロディーの曲などバラエティに富んだ演奏に、観客は聴き入っていたようです。舞踊劇「ジャポネスク今昔~ニッポン薩摩の民俗芸能の変遷~」を上演した『夢飛行プロジェクト』も、数々の海外公演を果たしてきた劇団。歌舞伎に神事や日本舞踊、さらにJ-POPのダンスショーなどを取り混ぜた構成は、まさに伝統から現代までの日本を表現していました。また、今回はモナコ・オーエリオヴィジュアル・アーカイブの協力により、この日20時30分より是枝裕和監督の日本映画「海街diary」が上演されました。『花で巡るモナコ公国実行委員会』は、レニエ3世オーディトリアムで2日目に抹茶席を設け、3日目にプリザーブドフラワーのワークショップを実施。会場に日本らしさを振りまきました。

名 称

〜モナコ日本国交樹立10周年記念事業〜 第10回 モナコ・日本芸術祭 2016
10ème Anniversaire des Relations Diplomatiques Monaco-Japon 10ème RENCONTRE ARTISTIQUE MONACO-JAPON 2016

会 期

2016年2月12日(金)〜14日(日)

会 場

国立・レニエ3世オーディトリアム(美術展部門)
テアトル・デ・ヴァリエテ(舞台部門)

主 催

モナコ公国政府観光会議局/モナコ公国文化庁

共 催

ユネスコ公認国際美術連盟モナコ公国委員会/株式会社麗人社

総合監修

アラン・バザール

国内外の美術展への作品発表
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